雨のバンクーバーにおすすめの本屋

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絶え間ない雨が最高の旅の計画を台無しにする。それはバンクーバーの典型的な朝だ。 だからといって、それはホテルの部屋のシーツの下に隠れて、傘を切り裂くような嵐が過ぎ去るのを待つしかないということではない。

 

カナダ西部最大の都市は、雨の日の読書が好きなあなたにとっては楽園かもしれない。ここ数年の間にも、魅力的な新しい本屋がその歴史の1ページを開き、地元の人々に愛され、ドッグイヤーでいっぱいになった店と同じ本棚に並んだ。

 

New editions

印刷の時代が終わって、電子読書が市場を支配するという考えに反して、バンクーバーの新しい書店の波はThe Paper Houndと足並みをそろえた。2013年にオープンした、街の中心部にある小さなエンポリアムは、ほぼ天井に達する本棚が並ぶ魅力的な雨からの避難所だ。”Indomitable Orphans”から”Rants and Incendiary Tracts”に至るまで多岐にわたるカテゴリーに分類されたこの店の巧妙に集められたコレクションは、普通の本のファンだけでなく、バイナルレコードを愛する感覚で、魅力的な本を求めるヒップリーダー達をも魅了する。

 

ここのフレンドリーなスタッフは、店内の本の中からとっておきのものを提案してくれる。雨が止んだときには、外の棚に乱雑に並べられたバーゲンブックも要チェック。

 

Main Street meander

 

魅力的な屋外バーゲンラックのあるもう1つの店、小さなY's Booksは、メインストリートの独立系ストアの象徴だ。嵐から逃れる居心地の空間に逃げ込もう。ジャズサウンドトラック、ビンテージ地球儀、タイプライター、そして毛の長いの灰色の猫、Shmi。アンティーク本の近くにある小さな箱から店内を眠たそうな目で眺めている。

 

ノンフィクションからフードまで、親しみのある、そして多岐にわたるというのがY’sのアプローチ。 非常にコンパクトなスペースから考えると、驚くほど幅広いジャンルを取りそろえる。 Ian Rankinのビンテージ小説とドイツの劇場に関する技術書が数インチ間に並ぶ本屋が他にあるだろうか。

 

Chinatown’s secret room

Mainの終わりのチャイナタウン、East Georgia Streetを進むと、すぐにMassy Booksに到着する。2018年にオープンした、この2階建ての店舗はかつて数ブロック離れたところで営業していたポップアップショップの続編だ。

 

バンクーバー最大のFirst Nations(カナダの先住民)についての本のコレクションなど、スペースが広くなった分、選択肢はが増えた。一方で、ポップアップショップ時代に人気が高かった特色を備えた部屋もある。メインフロアの裏側に向かうと、壁から少し離れた本棚がある。それを押すと、店の古い版と貴重な本が保管されている隠し部屋が現れる。どこにあるかわからない?店にある探偵小説のいくつか読んで探偵スキルを磨いてください。またはフロントでお尋ねください。

 

Vintage Volumes

優れたバンクーバーの書店のすべてが近年オープンしたというわけではない。数十年に渡ってこの街で営業している書店も多く存在する。地元チェーンのBook Warehouseは数年前、新しいオーナーに変わった際に生まれ変わった。3店舗すべてで古本の王様、パルプフィクションは常連客をを引っ掛け続けている。特にその大規模なメインストリートの支店での人気は絶大だ。

 

バンクーバーの人々のお気に入りの古本屋は、ダウンタウンのすぐそば ーThe Paper Houndからほんの数歩のところにある。ブックエンドのようにRichardsWest Penderの角を支配するMacLeod's Booksは、乱雑に並んだ本でいっぱいの棚と、探究心を刺激する本の山で知られる半ば伝説的な店だ。鉛色に覆われた雨の日に時間があるなら傘を折って中に飛び込こもう。

 

Specialist hotspots

幅広い種類の本がある店では時間がかかりすぎる、という場合は、素晴らしい専門書店もある。White Dwarf BooksSFとファンタジーの専門店だ。 Wanderlustは、旅行用品と膨大な数の旅行本を取り扱っている。 インテリアストア、Vancouver Speciaの側壁lは感動的な大判デザイン本でいっぱいだ。

 

子供がいる場合は、Kidsbooksがいいだろう。Kitsilanoで長らく愛されてきた、この広大な書店には、入浴対応の絵本から最新のティーン向け吸血鬼の愛の物語まで、あらゆる年齢と趣向を満足させる本が並ぶ。また、ここは子供たちのためだけの場所ではない。大人のためのコレクションも用意されている。

 

Beyond the bestsellers

子供と大人、両方が満足できる店として、もう1つ挙げられるのがLucky’s Books & Comicsだ。この、レクリエーションルームのような小さな空間は、バンクーバーで最もクールな独立系店舗の1つ。難解なストーリーブック、グラフィックノベル、風変わりな雑誌、そしてこの店制作の小冊子が並んでおり、独創性に対する情熱を感じられる。

 

雨の日の散策に最適なもう1つの店は、Mainのすぐ上にある、Regional Assembly of Text。この文房具店では、日記帳やと手作りのカードを販売するほか、ビンテージタイプライターで手紙を書くクラブを開催している。ここバンクーバーでも死にゆく、印刷物の現状に対するアナログ世界からの回答だ。

 

しかし、そこにはユニークな本が愛する人たちのが集まる磁石の様な魅力がある。階段下の読書室で何百もの小冊子を閲覧したり、店のオーナーが作成した風変わりな本を購入できる。バンクーバー土産にユニークな本のバをお探し?それはここで見つかるだろう。

 

Lonely Planetより